電子音を駆使した美しくも独創的なサウンドで幅広いリスナー層の支持を集める音楽家、レイ・ハラカミが7月27日19:00ごろ、脳出血のため急逝した。享年40歳。矢野顕子とのユニットであるyanokamiのオフィシャルサイトで正式に発表された。
96年にケンイシイの別名義であるFlareのリミックス・アルバム『Re-Grip』への参加という形で、当時の日本のテクノ・シーンを牽引していたSublimeからデビューした彼は、98年に同レーベルからファースト・アルバム『unrest』を発表。翌年には次のアルバム『opa*q』を発表して注目度を高め、2001年作の『Red Curb』で一気にブレイクする。その後、プロデュースやリミックス仕事も一気に増加し、UAやくるり、ナンバーガールほか、さまざまなアーティストの作品に参加。ほかにも、映画「天然コケッコー」のサントラを手掛けたり、yanokamiを始動させたりと、自身の創作活動と並行して多数の音源を残した。また、彼はyanokami名義で〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011〉〈SUMMER SONIC 2011〉、ソロで〈METAMORPHOSE 2011〉といったイヴェントへの出演を予定していた。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。
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